組み立て
部材がほぼ切り終わったので、組み立てです。
シアーとサイドパネル、分割部の張り合わせをやっておき、それらで枠をつくります。エポキシで張り合わせ、固まったらビームを入れて固定します。最後に底を貼ります。
エポキシがしっかり固まってから次の作業に移らないと、曲げた時などに剥がれて悲しい思いをするので注意しましょう。
材料購入
材木屋さんで耐水合板を購入した。しかしながら、3mm厚は規格上ないらしい。仕方ないので、船体は4mm厚とし、デッキは2.5mmとした。また、シアーは3cm角材とした。
エポキシ樹脂はコニシE206W、ガラスクロス10m、ガラステープ30mなどをネット通販で、塗料などはホームセンターで購入した。全部で3〜4万といったところか。
1/10サイズの模型を作る
模型作りました。転がっていた2.5mmベニヤで作ったので、硬くて曲線がうまく表現できていませんが、なんとなく様子がわかったので良しとします。
図で見た感じより、平たい印象を受けます。実際に製作する際に参考にするため、デッキとコックピットは付けていません。
このように4分割構造となっていて、
一つ飛ばして連結することで一人乗りにもなります。
資材もある程度買い揃えたので、製作に入ります。ほぼネット購入ですが、ベニヤ板は耐水合板がホームセンターに無かったため、工務店向けの木材店で購入しました。ホームセンターよりかなり安かったです。
カヤック製作の参考に
私がカヤック製作の参考にしているのは以下のもの.
ステッチ&グルー工法でのカヤック製作法が細かく書かれています.
このサイトの内容をそのまま本にしたのが以下の本
シーカヤック自作バイブル
シーカヤック自作バイブル―3万円と晴れた日が7日あれば十分!
- 作者: 八木牧夫
- 出版社/メーカー: 舵社
- 発売日: 2010/04
- メディア: 単行本
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この本,ステッチ&グルー工法での製作手順は良くわかりますが,いかんせん設計段階があまりにもお粗末.フリープランシステムと名づけて自分の体格にあった設計にできるとしているが,どの数値(長さ)を変えるといいのか,そうすると他の部材の長さはどうなるか,など全くわかりません.また,曲線の引き方があまりにも適当であったり,はみ出したら切るなど現場合わせな部分が多々見られます.お手本図面通りに作っても,2度同じ艇はできなさそうです.
もう一冊,カヤック製作の参考にした本を.
- 作者: クリスクルチェツキ,Chris Kulczycki,久保正男,上田洋
- 出版社/メーカー: 舵社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
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同様に,ステッチ&グルー工法でのカヤック製作法を解説している.まず,設計に関して,どこの数値が艇の安定,旋回性などに寄与するかがきちんと示されている.それらをしっかりと説明しながらも,初心者にはゼロからデザインするのをお勧めしないとしている.また,製作法に関しても,細かく記されている.買うならこちらをオススメ.
連結部等,下記サイトのカヤック製作例を参考にすることにした.
今日はここまで.
シーカヤックを作りたい
私、岡山在住40間近のおっさんです。シーカヤックを作りたいと考えています。日々考えて設計方針、作業方針を決めたりしているのですが、前日に考えていたことなどすっかり忘れてしまうことが多々あり、方針、手順、進捗など記録に残すためにブログ始めました。ゆえに、カヤック関連以外の事は出てこない予定です。
目標:今年2017年の夏には安全な川で進水式を行う。数回にわたって安全性をしっかり確認、改良した後、海に出て釣りをする。また、冬季は川でカモ打ちに使用する。
コンセプト、方針:
1.出来るだけ安く軽く。よって3mm耐水合板によるステッチ&グルー工法を採用。
2.運搬の問題、汎用性など考慮して、二人乗り四分割艇とし、二人目のシート部分を連結させないことで一人乗り三分割艇としても使えるようにする。
3.広い作業場を確保できないため、作ってから分割するのではなく、分割した図面を引き、各部位を作製する。
図面引きまで終わっていて、10分の一模型作製中です。順番に紹介して行く予定です。乞うご期待。